山口’98
山口’98
5月某日
結婚一周年に伴い旅行を考えていた。
うーん何処にしよう・・・・。
5月27日
色々と考えたが、高校の修学旅行に訪れた山口県に決定した。
5月29日
朝の渋滞を回避するために5:00起床、天気は予報通り雨。いやだね〜まったく!
眠たい(あ)を急かしつつ6:00出発、早朝のためあっというまに名古屋ICへ到着、
東名阪と東名/名神のどちらにしようかとさんざん悩んだのだが、高速料金もほとんど差がでないし、
今回は長距離を走るため東名/名神にした。
料金に差がないならコンデションのよい道の方がいいもんね!
小牧JCTで6Kの渋滞と表示されていたのだが、それほど気にせず料金場をくぐり
6:20に高速の本線合流、順調だど思った矢先に守山PA手前から渋滞・・・
なんじゃこりゃ!と思いつつもいちど守山PAへ立ち寄る。
5分位してから再び本線へ・・戻れないくらいに本線は缶詰状態でピクリとも動かない。
時間は6:30これから朝のラッシュが始まるのになんてことだ!
やっとのことで強引に本線合流したが依然として本線は進まない。
ハイウエイラジオでは事故と言っているが、ピクリとも動かないので複数台(6台以上)の事故だ!
と直感、先が思いやられる・・・。
ラジオを後で聞いたらやはりトラックを含む6台の事故だった
7:00を過ぎ、無線からは聞きなれた局の声が聞こえ始める。
一般道も渋滞が始まってきたようだ、しかしこちらは30分たっても200m進んだかな?
なんのために高い料金払って高速道路を使っていると思っているんだ!!
こんなんじゃー金払わないぞ!料金場突破してやる!道路公団なんとかしろ〜〜!
この時以後イライラ!!!がピークに達する。(あ)に叱られてちょっと黙る。
(これから遊びにゆくのに雰囲気まずいよな〜〜)
7:25突然本線が流れる、やっと進んだよ・・・。
3Kほど走ると春日井IC出口付近で工事一車線規制、さらに1K先が事故現場。
これじゃー缶詰になるわけだ・・・・。
結局ロスタイムは一時間だが、予定よりも30分遅れで山口へ向かう。
雨のせいで跳ね上げる水しぶきが結構あり皆スピードが遅い、100〜120位
時間を取り戻すため気にせずに走る。1Hほどして名神の多賀SAで休憩。
道路情報を見ると吹田付近で近畿道と阪神高速が渋滞表示で自分の向かう方面は渋滞なし。
10分ほど休憩して出発。このころから雨が小降りになってきた。
久々に走る名神は道がかなりきれいになっていた。京都南からは3車線化されているし
天王山トンネルも右ルート、左ルートと渋滞緩和が図られている。
渋滞のハプニングがあったが、名神にしてよかったと感じた。
吹田JCTが近づいてきて車が増えてきた、ハイウエイラジオを聞いたらなんとこの先渋滞3K!
再び雨が降りだし水しぶきで視界が悪くなる。
おまけに道路情報掲示をみると吹田IC以降のICの到着時刻(n分後)が表示されていない
かなりの渋滞だ!これでは今日中に山口へ行けない、広島止まりとなるのか?
と考えいる間にもだんだん吹田JCTが近づく・・・中国自動車道合流まであと2Km、もってくれ!
合流車線が現われて左の分岐車線に移動した直後、右車線の名神本線では渋滞となっていた。
ふう〜〜間一髪!
ランプウエイを通り中国道に合流する。右をみると太陽の塔がある。いつみても気味がわるいな。
0歳の時に記念写真をとっているがまったく記憶にない。
この塔はいつまでここに建っているのかな?
西宮塩田SAで休憩、名物のうどんを食べる。
SAにしてはいい味をしている、これが¥350は御値打ちだと思う。
しかし私は3週間前に讃岐うどんを知ってしまった・・・タイミングが悪い。
おなかもふくれて中国道を西へ向かう、まもなく山陽道との分岐にさしかかる。
ここからは山陽道を走る。山陽道のなかでも最も新しい区間だけあって非常に走りやすい。
CARINAのエンジンも調子良く、おまけにこのあたりはくもりで路面はドライ
張り切って160〜180Kで走行していたら(あ)に叱られた
本日2回目・・・140Kまで減速する。
全然車が走っていないせいだろうか、あっというまに明石大橋への分岐点を通過した直後
「移動オービス取り締まり路線」の看板有り、注意して走ろう!
それにしても小さな日本でも走ると広い、姫路を通過してやっと3分の2
朝もはやかったし、ちょっと眠いな〜隣をみると目は必死にこらえているが、
頭の中はここにあらずの顔をしていた、笑いをこらえながら必死に走る。
途中瀬戸大橋への分岐手前で横からうど〜ん、うど〜んと呪文のような声
幻聴かはたまた信仰宗教か?と思ったら(あ)の声だった。
しかしその呪文も瀬戸大橋の分岐点通過とともに消え、寝息に変わった。
深い眠りについたころペースアップ時速180Kアクセル全開!
(あ)が起きるまでこのままでゆこう!
既に13:30近くになっていたのでそろそろ昼にしようということで休憩
小谷SAでラーメンとわらびもちを食べる。初日の疲れのピーク!
30分後にはスタート、今日は時間との戦いだ!
広島市手前でガソリンランプがつきはじめる、ついでに宮島をみるため宮島SAへ入る。
近くで宮島を見てみると単なる島だった。ここで見るだけでは良さがわから〜〜ん。
ついでに宿をとる、今日は萩YHだ。
名古屋を出て最初の給油、650K走って55リットル、表彰ものだ。
ガスも満タンになったところで再び全開走行!
岩国、徳山を過ぎ宮島SAから約1時間で山口へ、美祢ICを下りたときの時間は15:00
R435を急いで秋吉洞へ向かう。
以前修学旅行できた時もそうだが、山口のガードレールはなぜ黄色なんだろう???
15:30秋吉洞着、平日だけに閑散としている。早い店は閉めに入っていた。
自分としてはすいている方がありがたい。
秋吉洞入口への道を歩く、こんなとこだったかな?12年前のことなどきれいさっぱり忘れている。
1K以上もする入場料を払って洞窟内にはいる、ここだここだと思い出しながらのんびりとまわった。
あたりまえだが、全然変わっていないね〜〜。土日だったらこんなにゆったりと見れないだろうな。
1Kmの洞窟往復して車に戻ると1時間が経過していた。
秋吉洞の後は秋吉台だ、県道32を萩向けにのんびり走る、見事な景色に圧倒される。
今になって単車できていないことに二人とも後悔・・・。
でも単車ならここにくるまでに1泊しなければならないからしょうがないね。
県道32−28と走りR191へ、そこから萩方面へ進路をとる。
20分ほどで萩市内へはいりYHを探す。しかし、ここは古い街で道が狭く
そのうえ町のなかは複雑なのでなかなかみつからない。
しばらく町中をさまよい、YHへの現着は17:15だった。
その日の宿泊者は外国人2人を含む自分達を入れて5人、女性の外人はイギリスからきていた。
彼女は日本に5ケ月ほど滞在し、北海道もまわるそうだ。
「日本人は休みも短いし、旅行があわただしい。」とカメラを首からぶらさげ写真をとるゼスチャー。
ウーン鋭い、只者じゃないなこの人は。
日本人だけと思われるのはしゃくなので、コリアン、チャイナ&ジャパニーズと修正しておいた。
「外国はいったことがあるか」、「明日の天気はどうか」など片言の英語であったが
うまく通じたようで会話が楽しかった。向こうもゆっくり話してくれたしね。
途中で「私の英語は間違いだらけです。」と話したら、「そんなことはないよ」
といってくれた。学校の教育なんてあてにならないね。
高校時代、英語の授業はほとんど寝ていたのに・・5段階評価の3ばかりだった。
会話ができるようになるなら積極的に外国人と話すことをすすめます。
食事、風呂に入ったあとに再び談話室で皆と会話。
もう一人の日本人は、会社をやめて自転車で旅行中だって。うらやまし〜〜!
でも収入はどうしているのかな?今の自分にはできないね。
色々な話をしたあと22:00就寝。
5月30日 晴
7:30起床、疲れがとれないせいか起きれない。御飯ですよーの連絡でやっと
起きる。今日は何をしようかまったく考えていない。うーんどうしよう・・・。
食事中の今日の天気は晴れ、期待できそうだ。
食後に歯を磨きに行く、昨夜会話したイギリスの女性はすでに身支度を整えて出発するところだった。
彼女は琵琶湖へ向かうそうだ、小郡までバスそこからは新幹線だって、お金持ち〜!
一年前は$=95〜100円だったのに今は$=138円!だから日本へきたのかな?
良い旅をと声をかけたらYOU TOOと返してくれた。さよーならー。
さて自分達はYHをチェックアウトしたもののどうしよう・・・・。
とりあえず萩焼きの茶碗を造ることは決まっていたのでそちらへゆこう、でも車では・・・。
YHへ戻り自転車を借りる1台3時間¥300也
早速焼き物の店へ行く、西へ500mもゆかないところにあったが既に修学旅行の生徒達で一杯、
ワイワイガヤガヤと賑やかだ、まるで鶏小屋のなかをみている感じで笑えてしまった。
コリャー混んでいて大変後回し!ということでとりあえず萩城跡へ向かう。
途中で焼き物を造れる店発見、店内は一人もいない・・ラッキー!早速チャレンジ!
最初はコネコネと楽しかったが、20分位たつと二人ともあきてしまい、だだくさになってきた、
それでも(あ)の茶碗はきれいにまとまっていたな〜〜。
自分のは・・・コレ茶碗?・・・複雑な心境だ。
完成品を店員に渡して店をでたら1時間程経過していた。
茶碗を作成した後鯉のいる藍場川をみにペダルをこぐ、途中でYHで一緒だった自転車君に再び会う。
気をつけてね〜〜!
町をのんびり走り、高校時代を思い出す。あの時の自転車はよくパンクしたよな〜〜
ホテルをでて100mで☆パーン☆というやつもいたっけ・・・・。今日は大丈夫?
そう思っているうちに藍場川到着、鯉が優々と泳いでおりました。
餌を買って鯉にやるとあちらこちらから集まってきました。どこの川も鯉等がいたら楽しいのにね。
走っていて(あ)が「ごく普通の町に文化遺産があるんだね」なるほど気が付かなかった。
明治維新だから120〜140年前・・・ひいじいさんの世代だから・・・なんだつい最近じゃない。
途中、萩焼きの店や、毛利輝元の墓などを見てYHへ自転車を返却した。
返却時に忘れ物の傘をもらった、(あ)のドジ!
その後徒歩で萩城へ、この時は自転車で走ったおかげで疲れてしまいヘロヘロでした。
そして再び(あ)は萩城内のベンチ傘を忘れるのでした。(後で取りに行く事に!)
12:00岩国の錦帯橋目指して出発、R262を山口に向かう。
晴れているので途中で県道32を走り再び秋吉台へ、今日は昨日以上に壮大な風景を堪能でき、
風景とCARINAの撮影を行いました。ずっとCARINAに乗りたいのだが、さすがに15年目!
錆やガタがひどくなってきたので残念ながら次回の車検は受ける予定はありません。
寂しい気がしますが・・・・・。ついでに昼食をとって一休み。
秋吉を後にして小郡ICを目指し、県道28−国道9を快走!
小郡ICに乗った後は再び山陽自動車道で岩国を目指す。
このあいだは特になにもなく、約1時間で錦帯橋着。
この橋は渡るよりも、横から見た方がきれいだ。なんとも言えない美しさがある。
30分程滞在し、広島のお好み焼きを食べに広島へ進路をとる。
途中で広島YHを予約し本日の宿決定。
県道1を抜けて広島県にはいる、何度も思うことだが、車よりも単車の方が他県へ入ったときに感動を覚える。
R186からはR2を走りひたすら広島をめざす。
しかしR2はものすごい渋滞する道で全然広島につかない、さすが一桁国道。
やっとのことで広島市内に入ると今度は市内の渋滞で缶詰だ。
とても政令指定都市とは思えない。交通管制システムはどうなっているのかな?
高速20分のところを2時間近くもかかってしまった。
18:00頃YHについたときには完全にダウン。
チェックインの手続きだけとって車で1時間程仮眠をとる。
1時間後も状態はよくならなかったが、せっかく広島にきたのだからとYHお勧めの店にゆく、
店は小さいが客は多かった。偶然鉄板の席についたので、目の前でお好み焼きができてゆくのを見ることができた。
それにしても特製のダシはいい香りがする、よだれがでそう!
焼きそばをたのんだつもりだったがでてきたのはお好み焼き・・・。まっいいか!
予想通りのいい味だが、なにぶん調子が悪いので少し食べただけでダウンし、
残りを持ち帰った。うーん無念・・・・。
ところが、YHに戻った頃から体調が急激に良くなり結局すぐにYHの食堂で食べました。
のんびりくつろいでいると単車で宿泊している人と自然と会話をしていた。
かれはV−MAXに乗っていてこれから九州へ10日程ツーリングに行くそうだ。
うらやましー!
それにしてもここ広島YHは外人が多い、宿泊者の半分近くに及ぶのでは?と感じる。
パブリックスペースでも英語、韓国語、片言の日本語とバラエティーだ。
また、このYHは宿泊料が他と比べると¥500位安くなっているのも外国人に人気の理由でしょう。
その¥500は広島市が負担しているんだって。
21:00頃入浴した、先に一人入浴していた、湯船にゆくと外国人だった。
「ハロー」とあいさつしたら「こんにちは」と返ってきた。なんだ話せるのか・・・。
彼は関東の方の高校の英語教師だそうだ。今回は広島へ観光にきているらしい。
彼も明日関東へ帰るらしい。しばらく会話したのち彼は先に出ていった。
その後自分も風呂から上がって自分の部屋にゆくと、さっき風呂で会話した人が
部屋にいた。なんだルームメイトじゃない!
ルームメイトは全員で4人、内2人は外国人だった。この日の夜も遅くまで話しが盛り上がった。
5月31日 晴
旅行最終日、7:00に起床し朝食をとる。ルームメイトの高校教師は既に出発するところだった。
「よい一日を!」と英語で話すと「YOU TOO」と返してくれた。気をつけてね〜!(新幹線だから大丈夫?)
8:15にYH出発!R54を広島ICに向けて走る。まだ日曜の朝だから交通量も少ないね。
8:40に広島ICから山陽自動車道路にはいり、相変わらず空いている高速を名古屋へ。
途中で岡山県の名物を!ということで、吉備SAで吉備だんごを購入する。
その後山陽道から中国道に入り、11:30に再度西宮塩田SAで休憩、もちろんうどんを食べる。
12:00前に出発し、名神高速で名古屋への着は14:00。友人宅で吉備だんごを食べて17:00自宅着!
旅行での走行距離は約1300Kmだった。
6月24日 晴
18:00頃自宅に萩焼きが届く、(あ)の帰宅を待って中を開ける。
できはまーまーかな?さてどこに飾ろうか!
【旅行の部屋へ】
【DAGAYA'S_WORLD】